1グラムの師走

吉村昭「彦九郎山河」を読む。
あー、前半の東北漫遊篇は不要じゃありませんか?現地取材と資料採取が徹底的に行き届いているのはわかるんですが、前半の天明飢饉の話題とか、米沢藩改革秘話とかが、後半の尊号一件に繋がってるように書かれているとはとても思えない。前野親子とか、簗次正とか、彦九郎の妻子とかは、結局どうなったんでしょうか?前野達は彦九郎より前に亡くなってるんだよねえ確か。
東北篇とかは、正直何だかテレビの旅番組(「高山彦九郎が行く東北感動紀行」)というか、「美味しんぼ」の「日本全国味めぐり」を見るようでした。
九州篇は面白かっただけに残念。
(追記。新聞連載だったんですね。ちょっと納得。)

「クリスマスイブrap」は覚えてる人が多いけど、「クリスマスキャロルの頃には2002」を覚えてる人はかなり少なそう。今年は何でいくんだろ。

「なんつっ亭」というのは、「湘南爆走族」の「じぇんとる麺」の流れですな。