天長節のメリー・クリスマス

SKETCH SHOW「LOOPHOLE」を聴く。
ファーストアルバムに比べると音が細かくなったなあ。それこそ、ファーストアルバムのジャケットのポリゴンに比べたら、…あー、ここで例えを出せるほどゲームやってない。アニメ見てない…えらく緻密な出来になってました。
一般的には「流行のエレクトロニカを取り入れた」ってことになるんでしょうが、エレクロトニカぜんぜん知らないけど、まだまだすごいのあるんだろうな。緻密で電子音で落ち着いててかつノイジーじゃないやつ、ないかなあ。躍らせないやつでいいから。できれば高橋幸宏が歌ってるやつを。

関川夏央「白樺たちの大正」を読む。
関川「坊っちゃんの時代」サーガはいよいよ暗黒度の増した(?)大正へ。主役は武者小路「いろいろあった」実篤を始めとする白樺派と「新しき村」の人々。
途中までは正直、本筋の「新しき村」のエピソードより、サブ・エピソードとして書かれる石光真清周恩来らの方が面白い、と思ってたんですが(石光四部作は読まなければ)、最終章を読んだ結果、感想がちょっと変わりました。
「いろいろあったんだなあ。」
大正時代が夢見た理想主義が行きつく先の惨状。んー、今上九一色村はどうなってるんだろう。
次は「戦前」「戦中」を書いてくれるのか、どうなんだろうなあ。