自己のねんまつ

クリーニング屋の有線から流れる日本ブレイク工業社歌。そんな年の瀬。


原武史「鉄道ひとつばなし」を読む。
前に読んだ別の人の新書が2時間で読み終わる程度のウスイものだったので、「新書ってこんなものだっけ」と思ってたのですが、こちらは鉄の血が流れていない私でも納得の濃さ。小ネタ満載。電車の中で読むのには最適でした。結局車窓なんか見てないのか。

最近、東海林さだおの食べ物エッセイの抜書きをまとめた本(「東海林さだおの味わい方」)が出ていて、とっても筑摩書房らしい、いや松田哲夫らしいという感想なのですが、こういう「贅言集」のナンシー関版が出たらどんな編集になるだろうかと考える年の瀬。芸能人の名前とかをそのまま取り入れたものであれば、面白さは再現できるだろうけど、それは10年後には風化してしまうだろう。そういった時事的なものを抜いたのであれば、後世に残るかもしれないが、面白みはかなり目減りしてしまうだろう。
まあ、後世になんか残らなくてもいいのだけれど。というか、そんなことを自分が考えてどうするんだ。

Mynjm & Mikirov「Mix」を聴いてぶっ飛ぶ。モユニジュモのラップも面白いけど、Mikirovのバックトラックがかっこいい。まあ元ネタが元ネタだからというのもあるんでしょうが。笠置シヅ子との掛け合いが楽しい。
当然この後は細野晴臣「S-F-X」を聴くことになるのです。

「remix」がHALCALIを大きく取り上げるのに、RIP SLYMEはほとんど取り上げないのはなぜだろう。

書店で「へぇ〜」と書かれた大きなポップがある一角の中心に置かれる細木数子六星占術。そんな年の瀬。