キス・ミー・帝都

gooでは「吉岡美保」と検索した場合でも、「吉岡美穂」がちゃんと検索されるそうです。ということは、「中山美保」を検索した場合にも「中山美穂」が出てしまうことになるわけですな。いいの?

秋庭俊「帝都東京・隠された地下網の秘密」を読む。


桜の樹の下には地下鉄が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故って、コンクリイトの壁があんなにも老朽化しているなんて信じられないことじゃないか。俺はあの古さが信じられないので、この半年不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には地下鉄が埋まっている。これは信じていいことだ。


しかし何でニューセンチュリーの地図に地下道のありかを示す秘密の暗号を入れなくちゃいけないんでしょう。あんなの秘密の地図を別に用意しておけば済む話じゃないですか。


こんな広い東京に500キロ以上の地下道があって、今まで秘密を知っている関係者の証言が何一つあがってこない。それどころか工事従事者の証言一つ出てこない…。これはとっても不思議なことじゃないか?


まあ真偽はともかくとして、東京の地下に路線があるというのは、とってもロマンチックですな。家から学校への通学路を路線に見立て、団地や店や交差点を駅に見立てて遊んでいた記憶がある。「ドラえもん」の「地下鉄を作っちゃえ(うち⇔かいしゃ いつでもつかえます)」で感じた面白さも、それは家と会社が近くなるということよりも、むしろ「駅」というランドマークを自分で立てられたらということだった。
そうやって考えていけば地上にある岐阜羽島浦佐も立派な陰謀だ。秘密の地下鉄が走ってることに、今更何を驚く必要があるだろう。


しかしその地下鉄、いったいどこから入れたんでしょうか。それを考えると夜も眠れませんな。