訪朝人味平

昨日(9/16)は、一年で一番過ごしやすい日じゃなかったろうか。来年のために記念書き込み
秋が近づいた、ということなんだろうけど。


銀座松屋まで「亀倉雄策の抽象形体と言語」展(面白かったです。しかしデザインのほとんどが今でも通用すると思えるのに、フォントだけが古くさく感じるのは何でだろうか)を見に行った後、八重洲ブックセンターまで「鉤屋世界新書」の2冊を購入(両方ともレジ前に置かれてますので棚を探してもムダです)。帰りに一読。前川やく氏のも非常に面白かったのですが(必ずナンセンスかノスタルジーのどちらかを入れる、という方法論は目から鱗でした)、そね氏の「コキール男爵」が素晴らしかった。カツカツで貧乏食ばかり食べているわけでもなく、グルメに走るわけでもなく、昔の食を懐かしむわけでもない。そんな同時代の食べ物エッセーです。「べつに旨くない」「憧れの食べもの」のコラムもいいのですが、やっぱり白眉は「レタスの栞」に書かれた考えも無く(いや、楽して儲けようという考えはあるのだけれど)レタスのサラダを出す店への怒りでしょう。通販もできますので是非。


ファンク・ジャンク・パンク・ポンク。