セニョール・ペ

女性雑誌の表紙に田畑智子が!と思ったら伊東美咲だった。


滋賀県立近代美術館まで「コピーの時代」展を見に行ってきました。
「泉」とか赤瀬川源平の偽札とか森村泰昌とかがお目当てだったのですが、裏テーマは「ネットに流れるネタ画像に現代美術はどこまで勝っているのか?」ということで。
マルセル・デュシャンのいろいろ
おお、これが「泉」か!「R.MUTT」だ、とか感慨深かったのですが、一発ネタなのでそうそう長い時間楽しめるわけではありません。しかも、これらは最初に展示された現物ではなく後に製作されたレプリカなので、どうありがたってみていいやらという感じ。ヨコタ・ススムのジャケットの元ネタとかありました。

●ポップ・アートのいろいろ
でかい!
ウォーホールリキテンシュタインも、みんな号数が大きい。小さいとふーん、と思っていた作品も、大きいとなんだか美術っぽくなるんですな。

●日本の画家
中村政人氏のロゴが無い配色だけのコンビニのネオンとか、岡本光博氏のお茶漬けシリーズとかがかっこよい。あと、鷲見麿氏の一連の作品がインパクト強かったです。一言でいうと下品。
そして、小沢剛氏の「醤油画資料館」。もし日本の美術史上、醤油で書く技法があったら、というネタから作り上げた小美術館(屏風絵から始まって現代美術まで、荒木経惟のパロディには笑った)。新作の醤油画も展示されていましたが、元ネタに忠実に作られており(技術協力は土佐正道(ex明和電機)!)圧倒されました。近づくと醤油の香りがまだほのかに残っていました。

というわけで、非常に楽しめました。この他、赤瀬川偽札とかも(これも思いの他大きかった、で、そんなに精巧というわけでもなかった)見られましたし、面白いことやってる美術家の人とかも知ることができました。展覧会とかやってたら見に行こうと思います。

「コンセプチャル・アートとは屁理屈である」(ナンシー関


クレヨン社」と思ったら「ギロチン社」だった。