芸協新聞
▼この辺で息継ぎひとつ。
▼新宿・末廣亭の四月中席へ。
立川藤志楼(=高田文夫)10年ぶりの落語(しかも10日間通し!)が今回の目玉。加えてゲストに大物が出る、という噂も流れていて「こりゃ行かなくては」という感じで千秋楽の7時過ぎにようやく駆けつける。会場は超満員で当然立見。
・春風亭昇太
人気者のオーラ出まくり。振り・動きのひとつひとつに会場が沸く。
後の二人(藤志楼・小遊三)が楽屋入りしていない*1、とかで長いマクラを振ったあとに「力士の春」。出席をとるところで「高田君はいつも遅刻ばかり」とアドリブを。それでも次の準備ができないということで「愛犬チャッピー」まで披露。とはいえ次の準備が出来たらプッツリ切ってましたけど。
・三遊亭小遊三
今回の主任(トリを取る人)だったのですが、今回は藤志楼にトリを譲ってました。
で、落語やらずに形態模写。
歌丸→円生→談志→円楽→彦六だったかな。最後は江川のランニングで〆。ここは昭和か。花王名人劇場か。
・立川藤志楼
いきなり「週刊文春」持参。そして「ホリイのずんずん調査」(銀座落語アーベントの特集)のチェックから。上野鈴本では桂三枝がトリだったそうで、そこからいろんな人へのワルクチ。さらには面白そうな計画なんかも明かしてくれたのですが、それをここで書くことはできません。ごめんね*2。
会場にお孫さんが来られてたようで、子供の声がするたびに「うるせえぞ」「私の孫なんですよ」のコンボをかます一幕も。
そして、新庄の引退宣言から「自分も今日で引退する」などと洩らしてたのですが、「来年の春に新宿でまたやりたいな」とも。
最後に「野晒し」のさわりを軽くやって終わり。ほとんど漫談だったのですがやっぱり面白い。やっぱりその地肩の強さは伊達じゃないなー。
その後は小遊三、昇太、三笑亭夢太朗*3、松村邦洋*4らで一本締めで終わり。
もうちょっと落語も聴きたかったというのが正直なところ。まあ7時過ぎに行ったからしょうがないか。
しかし大声で噺家に話しかけるバータレは何とかならんものだろうか*5。
▼終電でやっと帰ってきた夜のこと。
何かあっさりしたもの買って食ってすぐ寝よう、とセブンイレブンに立ち寄ったら、ざるうどんがあったのでそれを買って帰ったんですよ。
部屋に入って、うどんの包装を破ってよく見たら、「ざるうどん」でなくて「生うどん」だった!
製法見たら「たっぷりのお湯を沸かします」「12分間ゆでます」「ざるにあけて2分間蒸らします」「冷水でもみ洗いし、1分間流水で冷やします」って夜中に食うメニューじゃないぞこれ。どうしよう。
…まあ、どうしようもないので12分ゆでで食べましたよ。2人前はやっぱ多かったです。