満開の雑念

山田風太郎のエッセイ「あと千回の晩飯」が朝日新聞に連載されたのは、1994年10月。山田は1922年1月生まれだから、この時72歳。
 東海林さだおのエッセイ「あれも食いたい これも食いたい」が週刊朝日に連載開始されたのが1987年。東海林は1937年10月生まれだから、現在72歳。
…ということは、今の「あれも食いたい これも食いたい」は東海林版「あと千回の晩飯」、としても読めるということだな。書かれてる内容はまったく違いますが。


オバタカズユキの著書「言論の自由」(1993)の中で、1990年代初頭の3つの啓蒙ソング、KAN「愛は勝つ」(1990)、槇原敬之「どんなときも。」(1991)、大事MANブラザーズバンド「それが大事」(1991)の中で、KANと槇原に点が辛く、大事MANを(相対的ではあるが)一番評価していたのを思い出した。
 その後の3組の行く末を思うに、いろいろ考える事しきり。