向暑の雑念
▼曜日感、とは去った休日と次に来る休日との距離感によって生まれるものである、と何も言っていないに等しい物言い。
▼桜庭一樹「お好みの本、入荷しました」を読む。
作家の日々の読書と生活と黒魔術、そして増え続ける着物。
ミステリをほとんど読まない人間にも面白そうな本がたくさん。文春文庫のアンソロジー「人間の情景」は探して読もう。*1
しかし、あれだけの読書家である桜庭さんが山本夏彦を知らなかった、というのはちと意外。まあ「週刊新潮」の連載が絶筆になったのが2002年だからねぇ。
ということで、ひさびさに名言集「何用あって月世界へ(asin:4167352176)」を取り出して読む。表題となったこの言葉もそうですが、「家に五票あり売ろうか」「人みな飾って言う」などの、短い言葉での表現がすごい。
▼井上ひさし、小林信彦といった人たちについてモヤモヤとしていることを書きたいのだが、まとまらない。キーパーソンになるのが山藤章二、というところまでは考えたのだが。
しかし、先週号の「週刊朝日」での「ブラックアングル」のサッカー日本代表の似顔絵のひどさ(ヘタウマ、としても)といったら、ねぇ。