惜別の雑念

twitterやBLOGの追悼文は、きっと誰かがまとめてくれるだろうから、

電気グルーヴの文章を。

2010年5月25日、僕たち電気グルーヴと一緒に音楽を奏でてくれた
KAGAMIが永眠されました。
ライブに於いては欠かせない存在としていくつものステージを共にした
僕たちは悲しく残念な気持ちで一杯です。

すばらしい音とグルーヴをありがとう。
KAGAMI ゆっくり休んでください。

電気グルーヴ

もうひとつ、小西康陽の文章を「READYMADE V.I.C.」のページから。KAGAMIのことをさしているわけではないのかもしれませんが。彼がプロデュースしている野本かりあの曲「東京は夜の七時」のリミックスをKAGAMIが手がけています。

去年の同じ月の同じパーティーで、バカラックピチカート・ファイヴのレコードばかりをかけたことを思い出す。あれから一年経ったんだ。一年経って、まだ同じパーティーでみんなと会って、レコードをかけたりすることが出来る喜び。

ときどき、なんだか悲しくなるような現実と向き合わなくてはならないとき、若くして先に次のステージへ行ってしまった人のことを羨ましく思ったりする。みんな、オマエのことを思い出したり、懐かしがったりしているんだぜ。

でも、生きていなけりゃ出会えない人もいるし。生きていなけりゃ買えないレコードだってあるのだし。そう思って、なんとか今日を生きる。そしてパーティーに行って、みんなの笑顔を見たりするのです。


ele-king」で彼のことを知り、最初に買ったのは「THE BROKEN SEQUENCER」。なんといっても思い出深いのは「Tokyo Disco Music All Night Long」で、「WIRE02」のライブでは、この曲が小出し小出しになって煽られたんだよなぁ。
アッパーでぶれないのがいいところで、ちょっと最近は離れていたところもあったのだけれども、アッパーになりたいときには最高の音楽でした。

どうか安らかに。