造反有理のゆうゆうワイド

80年代に「コロコロコミック」に連載されていた大林かおる「ラジコンボーイ」なんですけど。
あの連載初期って作風がコロコロ特有の熱血ホビー勝負だけでなく、明らかに主人公とヒロインの恋愛ごっこ、あからさまなちば拓「キックオフ」の影響があったじゃないですか。あれってそのままマジメに書いたのか、それとも江口寿史「すすめ!パイレーツ」にあったようなパロディとして書いてたものか、どっちだったんでしょうか。
こんなことをここで今書いてどうなるんだということはまあおいておきまして。正真正銘の雑念です。


今更ではありますが、矢野徹さんと川崎洋さんとジョン・ピールさんに黙祷。特に矢野さんの著書からは、「パソコン通信」の面白さを非常によく味わわせてもらいました。


中ザワヒデキ「西洋画人列伝」(ISBN:4757170122)を読む。
前に見に行った「コピーの時代展」の図録で椹木野衣が紹介してたので読んでみたのですが、いかに自分が西洋美術史に無知であるかを痛感。ルネッサンスと古典主義とバロックロココが、どっちが古いものかとか全く知りませんでしたもの。
で、この本はジオットからウォーホルまでの60人の画家について、画家自身が創作にまつわる喜怒哀楽について自分語り、いわば口寄せで語ってます。例えば、クールベは俺口調。今までクールベには爺さんというイメージがあったのですが。かなりイメージが変わってしまいました。(58で亡くなってるから、爺さんでもないのだな)
近刊の「現代美術史日本篇」も楽しみ楽しみ。