オクトーバーではございますが
▼前の福島県知事が逮捕されたそうで。
佐藤栄佐久、というその名前に聞き覚えがあったのは、就任の経緯をむかし漫画で読んでいたからだ。
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1989/06
- メディア: 単行本
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いま手元にその本が無いのだけれど、記憶をたどると確かこんな感じ。
その前の前の知事が辞任するにあたって、自民党中枢が決めた候補(佐藤氏)と別個に、元建設相の天野光晴氏が独自の候補を立ててしまう。両者は譲ることなく泥沼の選挙戦へ…という筋だったと思う。*1
で、結果としては佐藤氏が勝利し知事に就任。天野氏は福島での勢力を減らすことになる…ということに。
ついこの間のことだと思っていたら、ふりかえれば就任18年の長期政権。当時漫画の中心にいた竹下登*2も安倍晋太郎*3も天野光晴*4もこの世にいなくなってた、と。*5
あの漫画を読んでからもう18年たったということか。
まあ、トシをとったなあということです。
▼東京藝術大学美術館まで「NHK日曜美術館30年展」へ。
最終日二日前。見に行くとしたらこの日しか残ってない、と土曜日に言ったのですが、まあ混んでましたねえ。
とりあえず高橋由一「鮭」と藤島武二「黒扇」の「近代美術シリーズ」コンビが見たかったのですが*6、荻原守衛「女」が意外とかわいいのに驚いた。1ヶ所からしか見たことなかったからな。
鏑木清方の「曲亭馬琴」がなんか良かったですね。無精髭の部分とか。あと佐伯祐三「ガス灯と広告」がかっこよかったのですが、売店でリトグラフを売っているのを見てちょっと萎えた。
あ、熊谷守一「朝のはじまり」はまだわかりませんでした。修行が足らん。