満開の雑念

山田風太郎のエッセイ「あと千回の晩飯」が朝日新聞に連載されたのは、1994年10月。山田は1922年1月生まれだから、この時72歳。
 東海林さだおのエッセイ「あれも食いたい これも食いたい」が週刊朝日に連載開始されたのが1987年。東海林は1937年10月生まれだから、現在72歳。
…ということは、今の「あれも食いたい これも食いたい」は東海林版「あと千回の晩飯」、としても読めるということだな。書かれてる内容はまったく違いますが。


オバタカズユキの著書「言論の自由」(1993)の中で、1990年代初頭の3つの啓蒙ソング、KAN「愛は勝つ」(1990)、槇原敬之「どんなときも。」(1991)、大事MANブラザーズバンド「それが大事」(1991)の中で、KANと槇原に点が辛く、大事MANを(相対的ではあるが)一番評価していたのを思い出した。
 その後の3組の行く末を思うに、いろいろ考える事しきり。

第三の雑念

亀田製菓の「技のこだ割り」すげえ好き。
毎日小袋1つ食べてる。


ミュージック・マガジン増刊 めかくしプレイ
ひさしぶりに松山晋也「めかくしプレイ」再読。面白い。
 このコーナーって「ミュージック・マガジン」で連載が始まるまでは、「STUDIO VOICE」連載の「Blind Jukebox」(1997年5月号〜11月号)で連載されたものなんですが、1997年5月号と7月号の分だけ掲載がない。
 理由は、この2回分は松山さんが担当してないため。
 1997年5月号(連載第1回)は石野卓球三田格が取材していたはず。MY LITTLE LOVERとかストラヴィンスキーとかを聴かせていた記憶がある。
 とすると、残りは1997年7月号(特集「BOY'S LIFE これが僕の生きる道」らしい)なんだけど、誰が登場してたんだろう?
 今度調べてこよう。

小正月の雑念

年末、どん兵衛の駅売りスタンドを見ていたら、すでに山城新伍も川谷拓三もこの世の人ではないことに気づき、淋しくなる。


シベリア少女鉄道スピリッツ「ナニ☆コレ」を見に新宿・タイニイアリスまで行く。
 
 この動画を見て以来、一度劇場で見てみたかったのだ。
 気がついたらすでにチケットは売り切れなので、当日券を狙いに行く。売り切れが怖かったので早めに出たが、そんなには並んではおらず、どうも開演時間に行っても買えたみたい。
 並んで待っていると、音響のテストとしてある曲が流れてくる。「ああ、これが今回のネタだな」と察せてしまったのがちょっと残念。
 とはいえ、それがわかっていても面白い。もう公演も終わっているので、内容を全部書いてしまってもいいのだが、そのオチと構造を書いてしまうのが何だか惜しい。もしかしたらあるかもしれない再演再放送で見る人がいるかもしれないのだ(いや、もう無いとは思うけど)。そして序盤の芝居のキーキャラクターである篠塚さんがかわいい。
 終盤のセリフ回しなんか、非常に技術がいることをしているように思えるのだけれど、そこにまで気を回して見れなかったのが残念。
 ウェブでつい感想なんかを見聞きしていると、「以前の公演に比べると…」という声もあったようだけど、何しろこっちは以前の公演を見れなかった身だ。今後の土屋亮一の公演を見て実際にはどうだったかの判断をしたいので、また近いうちに公演やってください。

寅年の雑念

マイコというタレントの顔の各パーツの大ぶりさに驚く。


何か書かねば書かねば、と思いながら(twitterやってるわけでもないのに)つい更新をサボる日々。更新するならまず書かねば、というのが上の書き込み、というのはどういうことだ。


まあもうちょっと適当に書きます。というかtwitterにしたってそうそう書くわけでもないだろうに。


セブンイレブンの豚もつの辛味噌炒めにハマる。何かあると副菜にしてる。ネットで話題のナガラ食品のもつ鍋も常備はしてあるがハマるには至らず。もっとチューンアップする必要があるのかな。


あとはグラモフォンの111周年記念55枚組CD(ASIN:B002DZX95I)を衝動買い。とりあえず今年はこれをボチボチ聞いてみる所存です。ただ、交響曲がBGMに合う生活になることはなさそうだなー。
今年はまだ1枚もCDを買ってない。


見に行ったものについては、開いている月にボチボチ埋めていこう。
こんな感じですが今年もよろしくお願いします。

曇天の雑念

MXテレビの選挙特番、談志は出てたの?


書きたいこともいろいろあるが、何か書く気が起きない今日このごろ。twitterとかにすればいいのかなあ。


とりあえず、後ほど行ったもの見たものを埋めてみよう。

初夏の雑念

えーと、最初はあれだ。「い・け・な・いルージュマジック」(1982)。

 みんな見ていた「ザ・ベストテン」。そこのスポットライトで登場した化粧の男2人。子供心になんつーかインモラルなものを見た、という記憶が。


ザ・タイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」(1989)はエースコックのスーパーカップのCMソングでした。

 グラッチェ、グラッチェのほうだっけ、そっちは「ザ・花びら」のほうだっけ。

 「夜のヒットスタジオ」での伝説となった事件は、地方出身者の自分には知るよしもなく、その後で「週刊新潮」で知りました。おっさんみたいだ。


次は大槻ケンヂ。「ai-ou」という彼が主演した映画(1991)で、「スローバラード」がエンディングに使われていました。

 この映画、堤幸彦監督だったんだなあ。


電気グルーヴが「オールナイトニッポン」での企画ものでやった「子門'z」のカバーとして選んだのが「トランジスタ・ラジオ」(1993)。

 石野卓球はこの曲を選んだ理由として「何の思い入れもなかったから」と答えていたはず。

 とはいえ、後に「Cafe de 鬼は電気にとっての『雨上がりの夜空に』」と言っているのだから、全くこの言葉が本当だとは思えないけど。


細野晴臣鈴木茂林立夫と再び組んだ「Tin Pan」(2000)。ここに収録された「Hand Clapping Rhumba 2000」では大瀧詠一のカバーでボーカル・作詞として参加。


…どうでもいい話ばかり長くなってしまった。他にも「HIS」とか井上陽水とか矢野顕子とか、数えきれないくらい、かの人の歌やカバーを聴き、文章を目にしているのだが、それでも、かの人自身のCDを手にとることがなかった。あの曲もあの曲もあの曲もあの曲も聴きたい、となると最初にどれを聞けばよかったのかわからなかったのだ。しかもFLYING KIDSのベストアルバムの推薦文にこういうことを書いてしまう人なので、

浜ちゃんのソロ・アルバムは素晴らしい。フライング・キッズよりぜんぜんいい。

フライング・キッズのベスト盤なんか買わないで浜ちゃんのソロを2枚買おうぜ、ベイビー!

いつもそうなんだ、必ず前のレコード会社が同時にベスト盤を出して、新作のじゃまをするんだよ。

それが、この世界のキマリだ。俺もいつもそんな目に会ってる。だから言わせてもらうぜ。

浜ちゃんのニュー・アルバムはフライング・キッズのベスト盤よりぜんぜん素晴らしい。月とスッポンさ。

なかなかベストアルバムに手を出しづらかったのですよ。


…そんななか、立ち寄った中古CD屋で「Grad All Over(ASIN:B000CBO14I)」を見つけてしまい、「ああ、そろそろ聴かねばならんなあ。」といろいろと迷ったあげく(どのライブCDが一番いいいのかをウェブサイトでチェックして)「The Tears of Clown」を買う。

THE TEARS OF A CLOWN(紙ジャケット仕様)

THE TEARS OF A CLOWN(紙ジャケット仕様)

こんなこと今書くのも恥ずかしいのですが「やっぱりすごいなあ」と。もう少しいろいろ聴かんといかんなあ、と思った矢先の訃報でした。


今回の訃報を受けて、さまざまな人がさまざまな文章を書き、さまざまな動画をピックアップしています。そんななか、RCを聴いて育った、というわけでもない末端な男がこんな文章を書くのもお恥ずかしい限りなのですが、裾野の裾野、ということでご勘弁ください。

まったくもって手遅れなのだが、ライブを一度見ておくんだったなあ。チャンスはいっぱいあったはずなのに。


忌野清志郎さんのご冥福をお祈りします。